■一般的な犬種
・ビーグル犬 |
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■ビーグル犬、簡単な説明
歴史
原産国はイギリスで、14世紀頃まで野ウサギ狩りが盛んに行われていました。
ビーグルのような小柄なタイプの犬たちが猟犬として多く用いられていました。
「ビーグル」という名前の由来は様々な意見があるので、全てはご紹介できませんが
少しだけご紹介させて頂きます。
ビーグルの歌うような吠え声から、「開いたのど」という古いフランス語から名付けられたという説や、ケルク語由来説、さらには古い英語またはフランス語の「小さい」という語からきた説などがあります。
1475年までは、「ビーグル」という名前は使われていませんでしたが、16世紀頃から文書に「ビーグル」と頻繁に見られるようになりました。
馬を使わない野ウサギ狩りでは、猟師たちは歩いて行動し、その移動に適した猟犬が
必要でした。
そういう意味でも鞄のようなものに入れて持ち歩けるほど小さかったビーグルは、野うさぎ狩りの最良のパートナーとなったのです。
19世紀頃までは、いろいろなサイズのビーグルが存在しましたが、そのなかでも絶大な人気を誇ったのが「ポケットサイズ」といわれる、体長約22.5cmほどの小さいサイズのビーグルでした。
足場の悪い土地では猟師の手助けなしでは歩けないほど小柄だったのですが、女性や年配者、または体力のない人々でも一緒に狩りができ、曲がりくねったケモノ道をのんびり追跡することができるとあって絶大な支持を集めました。
アメリカで最初に「ビーグル」という名前の犬が知られるようになったのは1642年頃といわれ、南北戦争(1861〜1865年)頃には、おもにアメリカ南部で多く飼われていましたが、当時はイギリスのビーグルとはあまり似ていませんでした。
戦後、イギリスのビーグルが輸入されるようになり、現在のビーグルの基礎が築かれました。
19世紀末にはビーグルは競技場やショーでも人気が高くなり、アメリカでももっとも人気のある犬種として注目されるようになり、現在にいたります。
■マメ知識
チャールズ・M・シュルツさん作の有名な絵本「ピーナッツ」。
絵本の主人公チャーリー・ブラウン(本名シャールズ・ブラウン)の愛犬は皆さんご存知のスヌーピーです。
実はスヌーピーのモデルとなった犬がビーグル犬なのです。
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